ラーメンの起源、それは室町時代にあり?

家の近所にラーメン屋が開店したので食べてきました。煮干しから出汁をとっており、しょうゆ・しお・味噌などから味や麺の種類も選ぶことができるお店です。1000円の壁を突破していましたが、価格以上の味で十分満足することができました。

 

その帰りのことですが、歩きながら頭にラーメンっていつ頃からあったっけ、と素朴な疑問が浮かんできたのです。

 

調べたところ1488年、つまり応仁の乱が終わってしばらくした頃です。

相国寺塔頭鹿苑院の蔭涼軒主亀泉集証(きせんしゅうしょう)という人物が、来客に振舞うために中国の『居家必要事類』という書物を調べて経帯麺(けいたいめん)という料理を作ったという記録が残されているそうです。

亀泉集証は地位も権力もあった人物なので、中国伝来の新しい料理を用意することで来客を驚かせ見栄を張ろうとしたのかもしれません。まあ客側は未知の食べ物を出されておっかなびっくりだったことでしょう。

この経帯麺というのが小麦にかん水(アルカリ塩水溶液)を用いた平麵であったとされ、これが日本初のラーメンだったのではないかと考えられているそうです。

まだ醤油もなかったはずですし、魚油や味噌をつけて食べたのでしょうか?実際の味などは分かりませんが

 

一昔前は水戸黄門が最初に食べたとか、言われていたものですが……。